ビットコイン。
１個0.39ドルで始まった世界最初の暗号通貨は12年が過ぎた今、56283.7ドルで
１千４百万％以上価値が上がりました。

2010年、１万ビットコインでピザを頼んだとあるプログラマーがそのビットコインを今まで持っていたら
600億円を手に持ってるお金持ちになってるはずです。
（ちなみにそのプログラマーはその時ビットコインを使ったことを全然後悔してないらしいです。）

一体ビットコインはどんな技術で作られており、なんでこんなに価値を持ってるのか。
それを今から語りたいと思います。


ブロックチェーン
ビットコインの基礎になった技術はブロックチェーンです。
ブロックチェーン。
文字通り「ブロック」と呼ばれるデーターの単位を作り、チェーンのように繋ぐことでデーターを保管するデーターベースです。

基本的に各ブロックは「自分のハッシュ値」と「以前のブロックのハッシュ値」、そしてその他のデーターを持ってます。
そのため、各ブロックでハッシュ値を出すにはデーターと「以前のブロックのハッシュ値」を使用します。

ここでブロックチェーンの安全性を確認することが出来ます。
もし、以前のブロックのデーターが少しでも変わったらそこから算出するハッシュ値も変わることになり、そうなるとその以後のブロックにも影響を及ぶことになって、正しくチェーンを作ることが出来なくなります。また、このチェーンは同じブロックチェーンを使う全てのユーザー(ノード)たちが共有しているため、各自が自分のチェーンと他のチェーンが同じ物なのか比較し確認することが出来ます。

例えば、銀行をこっそりハックして(ハック出来るかどうかはさておいて)「A」という人の講座に100万円が振り込まれてるようにデーターをいじったとしたら、ハッカーとAさん以外は誰にも知らせず100万円を使えます。
ブロックチェーンの場合、上で述べたように各ブロックが自分の前のブロックの情報を持っているため、それを遡れば「A」という人に100万円が振り込まれたことはないということを同じブロックチェーンを使ってるユーザーは簡単に気づくことが出来ます。
つまり、ブロックチェーンの偽造・変造はとてもむずかしいことです。



この画像で見えるようにブロックはいぜんブロックのハッシュ値を持っていて、そのハッシュ値を使ってブロックを繋ぎます。
それに、各ブロックには取引の情報が書かれており、一つのブロックをハックしてこっそり自分の口座にコインを振り込むことをしても、情報が変わることによってそのブロックのハッシュ値も変わることになり、メインチェーンからブロックが逸れるだけで、コインを盗むことは出来ません。


ではこのブロックってやつはどう作られるのでしょう。



ブロックが作られる方法
上で述べたように普通の金融機関と違ってブロックチェーンはブロックチェーンを利用する全てのユーザーが金融取引記録を持ってます。
記録を持つユーザーは「ノード」と呼ばれますが、各ノードが全部金融機関と同じとみなしてもいいです。
ここでノードたちの半数以上が同意したチェーンは記録として永久的にセーブされます。
半数以上の同意は簡単に言ったら投票と同じです。
ただ、誰もが公平に１票を出せる民主主義の投票とは違って、ブロックチェーンは投票券を渡す基準が決められています。

最も簡単で有名な投票券はビットコインでも使われているPoW(Proof of Work)です。
文字通り、最も働いたノードが、どっちの記録が正しいのかを決定する権限を持つ方法です。
仕事場でタイムカードに自分の労働時間を記録するように、ブロックチェーンでは作業証明でブロックの取引情報を片付けて、その報酬としてコインと手数料をもらうことになりますが、このプロセスを「採掘」と言います。
簡単に言ったら、ブロックチェーンを維持するためのリソース（PCなどのハードウェアと電気）を提供すれば、それによる報酬を貰えるという概念です。


PoW
採掘のためには作業証明がいると言いましたが、その作業ってなんでしょうか？
簡単に言ったら数学の問題を解くことです。
基本的にブロックに入る全ての記録は全て暗号化されます。(Hashing)
例えば
「お金持ちのニートになりたい」という文章を暗号化して「1e23fc8dec235d2e3....」に変わったとしましょう。この暗号化はハッシング(ハッシュ化)といいます。

ここで最初の文章に「。」を入れて
「お金持ちのニートになりたい。」をハッシングしたら「f7bca63aa9bd32e21d5...」のように全く違う結果が出ます。

そのため、ハッシュ値を使って元の記録を追跡することはとても難しく、少しでもブロックの内容をいじったらハッシュ値そのものが変わるためデーター記録は安全に保管されるってことです。
こういう特性のおかげでブロックチェーンで作られたコイン達は「暗号通貨」と呼ばれます。




続きは、ブロックチェーンをのっとットコイン。